電動ドリル用のドリル刃(ドリルビット)を購入しようとしたときにドリルの種類がたくさんあってどれを選べばよいか迷いますよね。
鉄鋼?木工?取付部分もいろいろな形状があるし…
そんな初心者の方にドリルの種類とどれを選べばよいかご説明します。
本記事を読むことでコスパの良いドリルを選ぶことができます。
初めてのドリル購入でも失敗なしです。
結論は「鉄鋼用ドリルセット。φ10㎜まで揃ったものを選ぶべし!」です。
こんな方におすすめ
- 電動ドリルドライバを購入したDIY初心者の方
- ドリルの種類と特徴を知りたい方
目次
ドリル刃取付部の種類
シャンクの種類がいくつかあります。
シャンクとはチャックによって固定される部分で電動ドリルの動力を伝える部分のことです。
手持ちの電動工具に合わせて合うものを選びましょう。
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丸軸シャンク
その名の通りシャンクが丸い軸、シンプルな円筒形のものです。
丸軸シャンクは電動ドリルドライバ用です。
丸い側面を電動ドリルドライバ先端の三つのチャックで締め付けます。
丸軸シャンクのドリルはチャックの締め付けが甘いと加工途中で抜けてしまう可能性があるのでしっかり締め付けましょう。
六角軸シャンク
シャンクの断面が六角形のタイプです。
六角軸シャンクは電動インパクトドライバと電動ドリルドライバの両方に使えます。
インパクトドライバであれば先端(スリーブ)に差し込むだけのワンタッチ装着ができます。
軸に凹み形状がついていて凹みが引っかかることで抜けを防止します。
ワンタッチで取り付けられるのは非常に作業性をアップしてくれます。
ただし六角軸シャンクのドリル刃は電動ドリルドライバやボール盤に使用できない点がデメリットとなります。
材料別のドリルの種類
木工用ドリル
木工に適したドリルで、らせん状の溝が深いのが特徴です。
木材は柔らかく一回転あたりの切粉の量が多くなります。
この切粉をしっかりと掻き出すために深いらせん溝が彫られています。
プラスチックも加工できますが金属の加工はできません。
シャンク部分は普通10㎜以下ですが木工用ドリルの加工直径は20㎜とか30㎜もあります。
このようにシャンクより先端の加工部分の径が太いものをノス型シャンクと呼びます。
普通の電動ドリルでもかなり大きな穴径まで加工できるのが木工用ドリル刃の特徴です。
鉄鋼用ドリル
金属の加工に適したドリルです。
鉄鋼用であれば鉄材やアルミ材を加工できます。
ステンレスの加工を行うならステンレス用が最適です。
鉄鋼用は木材も加工できます。
穴の仕上がりに関してはどうしても木工用には劣るものの、実用レベルでは問題ありません。
今回初心者の方でいろいろな材料に使えるドリル刃が欲しいという方にはこの鉄鋼用ドリルをお勧めします。
鉄鋼用と言いつつも木工も加工できる汎用性はコスパが非常に良いです。
鉄鋼用のドリル刃セットを持っていればおおよそのDIY穴あけは出来てしまいます。
コンクリート用ドリル
なかなか初心者でコンクリートを加工することはないと思いますがご紹介。
コンクリートに穴をあけるドリルですが振動を加えながら加工を行います。
そのため振動ドリル専用のドリル刃になります。
電動インパクトや電動ドリルドライバでは使用できないのでご注意を。
初心者へおススメのドリルセットは?
φ10㎜までそろった鉄鋼用ドリルをお勧めします。
ドリルの径とドリル種類について説明します。
初心者向け:ドリル直径はいくつまで必要?
6.5㎜までのセットもありますが10㎜まで開けられるセットが安心です。
経験談として木工をやっていてもM8やM10のボルトを締め付けたくなるケースが結構あります。
その際に6.5mmまでのドリルセットでは使用したいボルトを使えず歯がゆい思いをします。
10㎜まで揃っていればおおむね空けたい穴をあけられます。
また単品でドリル刃を購入すると結構高価です。
最初から10㎜までのセットを揃えたほうが断然リーズナブルですね。
初心者向け:汎用性の高いドリルが良い
DIYとしては木工を扱うことが多いと思いますが、木工をやっていても金属加工をしたいケースがあります。
補強のためのL字金具を取り付ける際に金具の穴径が使いたいボルトより小さいときは金具を加工する必要があります
そんなときに鉄鋼用ドリルをメインで使っていれば躊躇なく穴を拡大することができます。
アルミパイプや鉄アングルにも穴があけられるのでDIYの幅がかなり広がります。
一種類のみドリル刃を持つのであれば断然鉄鋼用をおすすめします。
まとめ
今回はDIY初心者向けに電動ドリルドライバ用のドリル刃についてご紹介しました。
ポイント
穴径としてφ10㎜までは空ける可能性がある。
セットがコスパ良し
鉄鋼用ならだいたいの材料を加工可能
以上より結論は「φ10㎜までの鉄鋼用ドリルセット」を購入すべし、です。
間違いないドリル刃選びで楽しいDIYライフを!
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