
DIYのために初めて買った電動ドリルドライバ。
使い方として気を付けるポイントは何があるでしょうか?
正しい使い方を知らずにDIYをすすめると効率の悪い作業になっている可能性があります。
また安全に関するポイントを押さえないとケガをする可能性も。
本記事を読むことで基本的な電動ドリルドライバの使い方を学ぶことができます。
正しく理解して、楽しく、安全なDIYライフを!
こんな方におすすめ
- 初めて電動ドリルドライバを使う方
- 使ったことはあるけど新ためて使い方のコツを知りたい方
目次
操作部位
まずは電動ドリルの操作部位について見ていきましょう。
正転・逆転切り替えスイッチ
このスイッチを左右に切り替えることで先端の回転方向を切り替えます。
ドリルでの穴あけ作業であれば基本正転(右回転)のみでOKです。
ドライバでネジを締めるときは正転(右回転)、ネジを緩めるときは逆転(左回転)に切り替えてください。
トリガーレバー
トリガーレバーを引くことで先端が回転します。
さらにトリガーレバーを引く強さに応じて回転する速度が変わります。
強くたくさんレバーを引くと回転が早くなり、逆に弱めてレバーを戻すと回転は遅くなるということですね。

最初は調整が難しいと思いますが、穴あけにしろネジ締めにしろこのレバーの引き量の微調整ができるようになると上手に加工することができるようになります。
ドリルチャック
先端にドリル刃やドライバビットを取り付ける部分です。
注意ポイント
安全のために、チャックを操作してビットを取り換えるときはバッテリーを外してください。
誤ってレバーを引くと危ないので電源を遮断しましょう。
先端側からドリルを見たときに、チャック部分を半時計周りに回すと緩みます。
緩めていくと先端の三つのツメが開いていきます。
ここにドリル刃やドライバビットを差し込んで、時計回りに回すことで固定されます。
トルク・モードスイッチ
モードスイッチにはドリルモードとドライバモードがあります。
ドライバモードにはトルクを調整する機能があります。
12段階や多いものでは、なんと20段階の調整が可能なものまで。
数字が大きいほどトルクが大きくなり、太いネジや長いネジを締めることができます。
締め付けていき設定したトルク以上に負荷がかかるとクラッチ構造が機能して空転するすばらしい機能。
過度な締め付けでネジや対象物が破損することを防ぐのがこの機能の目的です。
速度スイッチ
機種によっては速度を調整することができます。
写真のもので1,2の2段階に切り替えることができます。
1=低速 2=高速 です。
低速になるとスピードが遅くなりますがトルク(力)は強くなります。
加工する内容に応じて切り替えることが可能です。
使用手順とポイント
続いて基本的な仕様手順とそのポイントについて説明していきます。
穴あけ
チャックにドリルを取り付けます。
加工する素材(木材や鉄など)に応じて取り付けるドリル刃を用意してください。

チャック部の穴の奥まで差込み、緩まないようにチャックを締め付けてください。
傾いて締め付けると軸がぶれるのでドリルの向きと平行になるように取り付けてください。
モードをドリルモードにします。
スピードはや柔らかい木材であれば高速で、堅い木材や金属であれば低速に設定します。
対象物の穴をあけたい位置ににドリル刃の先端を当てます。
ポイント
対象物に刃を当ててから回転させる
最初はトリガーレバーを少しずつ引き、穴が開き始めたらレバーを強く引いていきます。
ポイント
穴を貫通させる場合は下に不要な木材を敷く
空中で開けると裏側にバリがでますが、下敷きがあるときれいに開けることができます。
ポイント
穴あけ途中で切粉を逃がす
長い穴をあけるとき、また金属等に開けるときは一度に開けず、正回転のまま途中で何度か引き戻してください。
切粉のつまりを防止でき、また過度な摩擦熱を逃がすことができます。
ポイント
穴あけ後は正回転のまま引き抜く
目的の位置まで進んだら、正回転のまままっすぐに引き抜いてください。
これできれいに穴が開くはずです!
ドライバ
モードをドライバモードに切り替えます。
トルクの設定について。
ポイント
トルクは小さい数字から順番に様子をみる
トルクを切り替えますが、適切な値がわからないときは最も弱い1からはじめます。
締めて強さが足りないと感じたら2,3,4と徐々に数字を増やしてください。
太いネジ、長いネジ、相手が金属のいずれかであればスピードは高速で良いと思います。
ドライバービットの先端をねじ溝に差し込み、ネジの先端を木材等にあてます。
最初はレバーをゆっくり引いて、ネジが自立し始めたらレバーを強く引いていきます。
クラッチが早めに効いてしまい、ネジが十分に刺さらない場合はトルクを上げてください。
ポイント
対象物に対して垂直をキープする
ネジを締めていくときは対象物に垂直に刺さるようにネジ・ドライバ共に垂直をキープします。
難しい場合はあらかじめ小さめのドリルで下穴をあけると、ネジが下穴にガイドされて下穴どおりに締めることができます。
ポイント
使用するドライバビットはねじに合ったものを使う
ドライバのサイズには#1、#2、#3というサイズがあります。
#1=小 #2=中 #3=大
ネジサイズに合ったドライバビットを取り付けてください。
ちなみにDIYで使うネジはおおよそ#2でいけます。
#2が入らない小さいネジには#1を使用して下さい。
#3のネジに対しては#2のドライバーのまま使えるケースが多いです。
合わないサイズで無理に締めるとネジ溝がなめてしまいますのでご注意を。
ネジを緩める際は逆回転に切り替えて行います。
ここでのポイントは
ポイント
緩めるときも相手物方向に押し付けながら緩める
緩めるからと言ってネジと一緒にドライバを手前に引くとネジ溝からドライバが外れてしまい溝をなめてしまいます。
ネジもドライバも自動的に持ち上がってくるので押し付けることを意識してください。
これで上手にネジが締められますよね!
まとめ
電動ドリルドライバの操作個所と仕様手順・ポイントについて説明しました。
ポイントについておさらいします。
穴あけのコツ
- 対象物に刃を当ててから回転させる
- 穴を貫通させる場合は下に不要な木材を敷く
- 穴あけ途中で切粉を逃がす
- 穴あけ後は正回転のまま引き抜く
ネジ締めのコツ
- トルクは小さい数字から順番に様子をみる
- 対象物に対して垂直をキープする
- 使用するドライバビットはねじに合ったものを使う
- 緩めるときも相手物方向に押し付けながら緩める
本記事に記載したポイントをしっかり実践することで安全かつ思い通りのDIYを実現してください!
以上、「DIY初心者向けの電動ドリルドライバの使い方 注意すべき8つのポイント」でした。
お役に立てばうれしいです!
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