
ホームセンターで紙やすり(サンドペーパー)を探すと結構いろいろな種類があってどれを選べばよいか迷いますよね?
紙やすりを正しく選ぶことでDIY作品の仕上がりぐっとレベルアップします。
材料や目的に応じて最適な紙やすりを選ぶ方法は?
結論、本記事を読んで間違いない紙やすりを選択できるようになりましょう!
こんな方におすすめ
- DIYでどの紙やすりを選べばよいかわからない方
- 紙やすりの種類と使い方を知りたい方
目次 [非表示]
紙やすりの基本
紙やすりとは?
紙やすりはサンドペーパーの一種です。
サンドペーパーに紙やすり、布やすりなどの種類があります。
サンドペーパーはその名の通り、砂状の研磨剤が紙に接着固定されたものです。
研磨部分を木材や金属にこすりつけることで対象物を研磨することができます。
やすりといえば金属製のやすりもあり、金属製のほうが耐久性がたかく長く使うことができます。
紙やすりは研磨するたびに研磨剤がはがれ能力が落ちていきます。
また紙部分が破れることで使用できなくなっていきます。
金属やすりが工具と呼べるのに対して紙やすりは消耗品の位置づけとなります。
寿命が短い反面、メリットとして対象物の形状に沿った状態で研磨できる点が挙げられます。
曲面や広い面を均一に研磨するには紙やすりが適していると言えます。
紙やすりで出来ること
紙やすりでできることとは?
一例を紹介します。
切断面や端面の処理
木材や金属を切断すると切断面に凹凸があったり、端部にバリが出たりします。
この凹凸を研磨したり、バリを除去したりするのに紙やすりを使用します。
また端面の角を研磨することで面取りを行い、見栄えをよくしたり安全性を高めたりすることができます。
平面の研磨による平滑化
材料の表面に凹凸があるときに見栄えをよくするために紙やすりで研磨することができます。
研磨することでフラットなきれいな面を得ることができます。
また塗装の下処理としてフラットな面にしたい場合も有効です。
塗装前の研磨
プラスチック面を塗装する時は表面が荒れていたほうが塗料がよく乗るケースがあります。
粗い紙やすりで意図的に傷つけることで塗料が上手に付着します。
塗装後の研磨
木材を液体塗料やスプレーで塗装すると表面に凹凸ができます。
紙やすりで研磨することで塗料を平滑化することができるので塗装の仕上がりが良くなります。
塗装は何回も重ねて行うケースが多いですが、塗装の一層毎に研磨することで塗り重なる塗装品質も向上します。
紙やすりの種類
紙やすりの種類にはどのようのものがあるでしょうか?
紙やすり
最も基本の紙やすりです。
厚紙に研磨剤を接着したものです。
主に木材を研磨するのに使用します。
耐久性は低いものの価格も安いのでDIYで必須アイテムですね。
布やすり
布素材に研磨剤が接着されています。
紙やすりと比較して耐久性があるので硬い木材や金属の研磨に使用します。
耐久性があるので電動工具にセットして使用するのにも最適です。
紙やすりに比べれば価格はアップします。
耐水ペーパー
耐水性をもった紙に研磨剤が接着されています。
濡れても破れることのない紙を使っているので水に濡らして行う水研ぎや、油を塗って研磨する油研ぎを行えます。
水溶きや油研ぎを行うことで摩擦が下がり、目詰まりが起こりにくくなり仕上がりが良くなります。
プラモデルの仕上げなんかでも水研ぎが有効ですね。
ポリネット
耐久性のある繊維を網目状に固めたやすりです。
耐久性が高いので繰り返し長く使用することができます。
価格は高めですが金属等もガンガン磨くことができます。
紙やすりの番手
紙やすりには粗さを表す番手がついています。
数字が小さいほど粗く、大きいほど細かく仕上げ手に向いたやすりになります。
粗目 60番~80番
最も粗い紙やすりでかなり表面がごつごつしています。いかにも研磨します!って感じです。
かなり凹凸がある部材のラフな研磨や、または逆に傷をつけたい場合に使用します。
塗装や表面処理をはがしたりするのにも使えます。
中目 100番~240番
DIYで多用するのがこのあたりの番手からです。
木材をカットしたらこのあたりから研磨すると良いでしょう。
凹凸をそれなりにフラットにするのに使用します。
細目 400番~600番
かなり細かく仕上げに使うやすりです。
木材を使用してのDIYの表面の仕上げにはこのあたりを使います。
塗装後の研磨も細目で仕上げることでかなりきれいに仕上がります。
極細目 1000番~
市販している中で最も細かいレベルのやすりです。
金属の表面仕上げやプラモデルの研磨仕上げに使用されます。
木材では細かすぎてなかなか効果のでないレベルですね。
紙やすりの使い方
紙やすりの使い方について説明します。
適切な大きさにカットする
販売されているA4サイズのままでは作業しづらいので適切な大きさにカットします。
紙やすりであれば手でカットすることができます。
折り曲げて折れ目に沿って手で破ればおおよそ直線状にカットできます。
丁寧に使うならハサミやカッターを使ってください。
作業時間短縮を重視して私は手でカットしちゃいます。
当て木に巻き付ける
カットしたペーパーをそのまま押し当てて磨くこともできますが当て木を使うことで圧力が均一にかかりきれいに仕上がります。
不要な端材等に巻き付けて研磨します。
曲面を研磨する時はあて木を使用しないほうが研磨しやすいことがあるので状況に応じて使い分けてください。
研磨する
粗い番手から研磨し始め、細かい番手に切り替えていくことで効率よくきれいに仕上げることができます。
また木材の場合は木目に沿って一方向に研磨することで美しい仕上がりを実現できます。
番手を細かく切り替えながら、やさしく多くの回数研磨する丁寧な作業も美しい仕上がりにつながるポイントです。
紙やすり作業に便利なアイテム
ペーパーホルダー(サンディングブロック)
あて木専用のブロックです。
軽量で持ちやすいので長時間の作業が楽になります。
ハンドサンダー
持ち手が付いたホルダーです。
紙やすりをフラットな面に固定し、持ち手をもって研磨するので力が伝わりやすく作業性がかなり改善します。
電動サンダー
電動で振動することで研磨してくれる最高のアイテムです。
市販の紙やすりを使えるタイプと専用のやすりを取り付けるタイプがあります。
使用頻度と予算に応じて選ぶことができます。
私はやっぱりマキタがおすすめ。
紙やすりのまとめ
紙やすりの種類と使い方について説明しました。
ポイントは下記の通り。
ポイント
- 適切なタイプを選ぶ DIYの木工なら紙やすりでOK
- 適切な番手を選ぶ DIYの木工なら240番で中仕上げ⇒400番で仕上げ
- 正しく使う カットした紙やすりを端材に巻き付けて使用する
道具の正しい知識と適切な使い方でDIY作品のレベルは大きく変わります。
これであなたのDIYライフも一段レベルアップですね!
以上、紙やすりの種類と使い方でした。
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