どのネジを選んだらいいんだろう…??
DIYを初めて木工で何かを作る場合は木材同士を接合するのにかならずネジが必要になってきます。
ただホームセンターでネジコーナーに行くと大量の種類があってどれを選べばよいか迷いますよね?
間違ったネジを使うと製作が大変になってしまったり、製作後に作品が壊れたりと良いことはありません。
正しいネジを使うことは楽しいDIYライフに必須です。
今回はねじの種類について説明します。
結論としては木工で迷うならとりあえず「コーススレッド」を選べば間違いなしです。
この記事を読むことでDIY初心者が選ぶべきネジを理解することができます。
こんな方におすすめ
- DIY初心者で木工用のネジの選び方がわからない
- コーススレッドというネジの特徴を知りたい
目次
ネジの種類
ホームセンターで木工作業用のネジを探す際にたくさんの種類があってどれを選ぶべきか迷うと思います。
ネジコーナーで初心者が迷うメジャーなネジとして「ボルト」「タッピングネジ」「木ねじ」「コーススレッド」が挙げられます。
まずはねじの種類について見ていきます。
木工で使用頻度の低いもの
ボルト、タッピングネジは金属やプラスチックの締結に使用することが多いネジです。
ボルト
基本的に雄ネジを切ったボルト(棒側)と雌ネジを切ったナット(穴側)をセットで使用することで機能します。
木工作業の場合使用頻度は低いです。2枚の木材をボルト+ナットで締め付けたり木材と金属アングルを締め付けりする場合に使用します。
タッピングネジ
金属やプラスチックにねじを切りながら締め付けるネジ。先端がネジ切る形状になっていて穴あけ+ネジ切りを行いながら締結します。木材に使用すると締め付ける力が不足する場合があるので注意。
上記のように木工でもたまに使いますが木材同士の締結での使用はレアですね。
木工で使用頻度の高いもの
木ねじとコーススレッドは木工に多用します。大工さんも主にこれらのを使って家を建てたりしています。
木ねじ
昔から使われている木工用のネジ。頭が皿フラットな「皿ネジ」や、頭が丸い「なべネジ」(丸木ネジ)などがあります。
コーススレッド
最近木工で主流となっている木工用ネジ。木工用粗目ネジ。ネジ山が高いことで木材にしっかりと食い込み締結力を高めています。ネジ山が高くても加工できるようにスレッド(ネジ山)がコース(粗い)になっています。
コーススレッドも木ねじの一種で分類が難しいところですが、ここでは普通のピッチの木工用ねじを「木ねじ」と呼ぶこととします。
どれを使えばよい?
DIYで木材同士を接合するケースで迷うなら、とりあえずコーススレッドを使用すれば間違いないです。
もちろん木ねじも木工用ですが、簡単に高い締結力を得られるコーススレッドが万能と言えます。
コーススレッドの種類
コーススレッドにはどのような種類があるのでしょうか。
コーススレッド
釘の代用品として開発されたものです。高いネジ山が木材に食いつくことで釘の5倍の締結力を持つといわれています。
木ねじより硬く耐久性が高い処理をされているものが多く、電動ドライバの使用にもぴったりです。
さらにネジ山の角度が鋭角なため一回転当たりの進む量が多く作業性も優れます。
近年の建築でもメジャーな木工用ネジになっています。
スリムビス(スリムスレッド)
木材の割れが起こりにくくなるように、径を細くしたコーススレッドをスリムビスといいます。
コーススレッドを使用するときは割れないように下穴をあけることがありますが、スリムビスを使用することで下穴あけを省略できる場合もあります。
締め付ける木材が細くて割れが心配なときはスリムビスがぴったりです。
コーススレッドの選び方
コーススレッドにもいろいろな種類があります。
全ネジと半ネジ
全体にねじを切ってあるものが全ネジ、途中までネジを切ってあるものを半ネジと呼びます。
全ネジのメリットはすべてにねじが切ってあるので仮にアタマが折れても締結しつづけます。一方でデメリットして加工する時に木材同士の隙間が埋まらないので隙ができないようにケアする必要があります。老朽化が早い屋外での使用に適します。
半ネジのメリットはねじの無い部分で木材が動けるので木材通しの隙間が自動的に詰まります。デメリットとしては頭が破損すると締結力がなくなってしまう点です。
屋内で使用する家具等→半ネジ
屋外で使用するウッドデッキ等→全ネジ
上記の考え方で選択してください。
ネジの長さ
十分な締結力得るためには締め付ける木材の厚さの2倍程度の長さのものを選んでください。
12㎜のコンパネを締め付けるなら24㎜以上が適切です。
長いほど締結力が増しますが割れが起きやすくなるので注意が必要となります。
コーススレッドのコツ
コーススレッドを加工する時のコツについて。
下穴をあける
割れを防ぐためには基本的には下穴をあけてください。
下穴の径はコーススレッドの呼び径の70%くらいです。φ3.8のコーススレッドを使うならφ2.5㎜の下穴が最適です。
下穴の深さはねじの長さの半分程度でOKです。
スリムビスに変える
下穴をあけるのが面倒だなーというときはスリムビスを使用することで下穴無しでも割れずに加工できる場合があります。
締結力は通常のコーススレッドより落ちますが作業性が向上するのでメリットも大きいです。
コーススレッドに電動ドリルを使うときのコツはこちらの記事で。
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DIY初心者 電動ドリルドライバの使い方 注意すべき8つのポイント
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まとめ
DIY初心者向けに木工DIYに使用するネジの種類について説明しました。
コーススレッドは木工用のネジで締結量も強くDIYにも最適です。
ホームセンターで迷ったときは「コーススレッド」のコーナーを目指してください。
適切なネジ選びで楽しいDYIライフを!
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